コロンビア/ラ・エスペランサ農園 ピンクブルボン ウォッシュド
希少品種ピンクブルボン、グアバやピンクグレープフルーツのような明るさと甘味。
【生産者】ジェイソン スティーブン ヴィダレス
【生産エリア】ウィラ・ピタリト・カファーナウム
【プロセス】WASHED/水洗式プロセス
【品 種】ピンクブルボン種:希少品種
【焙煎具合】LIGHTROAST/浅煎り
【 TASTING NOTE 】Guava,PinkGrapeFruits,Tealike,Sweets,LongAfterTaste,SilkyMouthFeel,BrightAcidity.
【価格】2500円〜
農園主のジェイソン氏は、農地改革に興味を示す若手のコーヒー生産者です。
特に、育てるのが難しく手間がかかる品種に興味を持ち、より高品質なクオリティーを求めて日々努力を重ねています。
努力した分だけ報われるとジェイソン氏は語っています。農園ではピンクブルボンという稀少品種の栽培も行っています。
コーヒーの生産過程の中で、ジェイソン氏が特に難しいと考えているのが乾燥工程だそうです。湿気の多い雨季には頭を悩ませ、日々改善策を模索しているそうです。
また、より環境に配慮した持続可能な農園になるように新たな農法を研究中です。
・コーヒーチェリーを収穫する。ピンクブルボンの場合、深いオレンジ色になった頃が収穫時
・収穫したコーヒーチェリーを水に入れ浮力選別を行いフローターとよばれる欠点豆を取り除く
・コーヒーチェリーは収穫当日に果肉を除去する
・その後24〜36時間かけて発酵させ、3度洗浄する
・天候に応じて8日〜15日間ほど時間をかけて天日乾燥させる。
この際、均等になるように1日に3回ほど攪拌しながら乾燥させる
コロンビア南部の生産地ウィラ県は、以前より品質を高く評価されていましたが、伝統的な中心産地Eje Cafetero(コーヒートライアングル)でコーヒー栽培が衰退するとともに、南部では生産量が増え、現在ではウイラ県は量の面でも国内最大のコーヒー生産地となりました。
コロンビアのスペシャルティコーヒーの生産者育成と輸出に取り組んでいるBANEXPORT社では、?新品種カスティージョ品種に適した収穫タイミング(今までの品種より2週間違い)、?適切な自然発酵時間(農園の気温・環境によって変わる)?適切な乾燥方法(ビニールハウス付きアフリカンベッド)などを小規模生産者に指導して、また、品質に応じて高値でコーヒーを買い付けて、海外のスペシャルティコーヒーバイヤーへつないでいます。
現在、BANEXPORT社が取り組んでいるのが、エキゾチック品種の試験栽培。既に上記の自然発酵・乾燥の技術を習得した先進的な生産者に、ゲイシャやピンクブルボンなどの希少品種の苗を配り、これらの品種の栽培技術の研究を始めました。
ジェイソン氏もこうした生産者の一人です。BANEXPORT社からの指導やフィードバックとともにピンクブルボンの栽培に力を入れています。