コスタリカ有数のエクスポーターであるExclusive Coffeeが主催するオークション入賞ロット。
レーズンやブラックティー、オレンジを思わせる果実味。少量になりますので是非お試しください。

【農園名】エル・アルト農園
【生産者】エウヘニオ・ポルトゥゲス・エルナンデス
【プロセス】Double Washed
【品種】サンロケ・ケニア
【標高】1,800〜1,900ｍ
【焙煎具合】浅煎り/LIGHT ROAST

【TASTING NOTE】
Orange, Raisin, Black Tea, Lively Acidity, Clean Cup, Sweet After Taste, Elegant

エクスクルーシブ社のロゴになっているのは、コスタリカのスペシャルティコーヒーの発展につながったマイクロ革命の先駆者の一人となったTuto Gamboa（トゥト・ ガンボア）氏です。コーヒー農家でもあり、自身のマイクロミルも所有するコーヒー生産者で、エクスクルーシブ社の創設にも携わり、力を添えてくれました。エクスクルーシブオークションは、Tuto氏への敬意とともに、200年以上続いてきたコスタリカのコーヒーの歴史を称え、生産者の長年にわたる努力や目標、情熱、忍耐の成果を表現する機会となることを目指しています。
2022年開催のオークションで2度目の開催となりました。生産者は１箱23kgから出品が可能なこともあり、今年は減産を理由にＣＯＥへの出品ができなかった生産者でも、エクスクルーシブオークションには参加できた方もいたようです。澄んでいて香り高い、複雑な品種に焦点を当て、Ｑグレーダーのチームとコーヒー生産者が協同することによって開催されました。
コスタリカ国内の９０のコーヒーが集まり、最終的にカッピングスコア８８点以上（ＳＣＡＡ方式）の評価を受けた３３ロットのコーヒーがオークションにかけられました。


Exclusive Coffees

EXCLUSIVE COFFEESは、コスタリカのスペシャルティコーヒーに特化した輸出業者です。Francisco Mena（フランシスコ・メナ）氏がその代表を務め、コスタリカのスペシャルティコーヒーの小規模生産者と世界中のコーヒーインポーターをつなぐ役割を担っています。
メナ氏の発想力と情熱に多くの生産者が賛同し、そうした生産者と二人三脚で品質向上と新しい風味の可能性を模索しています。


San Roque Kenya
サンロケ・ケニア品種

スターバックス社のFamer Support Center（生産者支援を目的に生産国での栽培実験や農家への技術指導など行っています。現在主要生産国10ヶ国に置かれています。）
がタンザニアに所有する農園で確認された品種だといわれています。タンザニアからコスタリカのウェストバレーのサンロケ地区に持ち込まれ、SL品種の木に形が似ていることから「サンロケ・ケニア」と名付けられたそうですが、現段階ではまだ品種の系統も解明されていない品種です



ロス・クレストネス マイクロミル
- エル・アルト農園

ロス・クレストネスマイクロミルは、コスタリカの首都サンホセのあるサンホセ州の東側、チリポエリアに位置しています。チリポはICAFEの産地区分では「ブルンカ」と呼ばれる生産エリアに属し、1980年から1990年代の大量生産時代に農園開拓が盛んに行われ、一般的に低級品のイメージを持たれていた地域です。
一方で、チリポ山を中心に大自然の山々が連なり、ブルンカで生産される一般的なコーヒーのイメージとは異なるテロワールで、素晴らしいコーヒーが生産される地域として近年スペシャルティコーヒーの生産においても注目を集めている地域です。
近年ではチリポにおいても家族経営のマイクロミルが徐々に登場し、スペシャルティコーヒーの振興がはかられています。ロス・クレストネスマイクロミルもそのひとつで、2014年設立当初からこの地域のスペシャルティコーヒー生産の中核を担ってきました。「クレストネス」の名は、コスタリカで最も高いチリポ山の山頂にある岩から取って名付けられたものです。ミルは整然とし常に清潔
さが保たれています。
エル・アルト農園はロス・クレストネスマイクロミルを構成するメンバーの中でも中心的な農園です。「エル・アルト（スペイン語で「高いところ」の意）」の通り、標高は1800ｍ〜1900ｍと高く、傾斜面でコーヒー栽培が行われています。20年ほど前に農地を手に入れたエウへ二オさんが開墾し徐々にコーヒーの栽培エリアを広げていきました。土地に合う品種の選定にも試行錯誤を重ね、奥さんのグレースさんとともにこの地域のコーヒー生産の中心的な生産産者として、チリポのスペシャルティコーヒー生産をけん引しています。