【スペシャルティコーヒー愛好家注目のマンデリンアチェ】

エチオピア・モカ、ケニアなどと並び、産地独特のテロワールを色濃く醸し出すのがスマトラ島北部のマンデリンです。
特にその中でもアチェ特別自治州で作り出されるマンデリンアチェは、その品質の高さと、フレーバーの複雑さで世界のスペシャルティコーヒー愛好家の注目の的となっています。

アルール・バダ地区はアチェ特州の中でも最も標高の高い１５００〜１６００ｍに位置します。
コーヒーの木は樹齢１０年前後が多く、樹木に力がみなぎっていることを品質テストでも感じることができるほど豊かなフレーバーを醸し出します。

地区の１〜２ヘクタールほどの小農家の取り組みや、標高、土壌などすべての環境（マイクロクライメット）が、フルーツのような柑橘系の酸味や、スムースな口当たり、そして独特のエキゾチックアーシーなフレーバーをもたらします。

収穫されたコーヒーは農家が信頼関係によって結ばれたコレクターに渡され、ほかの地域と混ぜないように精選工場へ運ばれます。
その後メダン市にある専用の特別工場にて、比重選別やスクリーン選別を行い、最終的にハンドピック工程を経て、スペシャルロットが作られます。