梨やマスカットの瑞々しい果実味にジャスミンやリリーの花を連想させるような華やかで上品な香り
【農園名】アグリビット・マイクロミル
【生産者】アンドレス・ヌニェス
【エリア】タラス
【プロセス】ハニープロセス
【品種】オレンジティピカ
【標高】1,625-1,800m
【焙煎具合】浅煎り/LIGHT ROAST
【 TASTING NOTE 】Peae,Muscat,Jasmine,Lily,White tea,Silky mouth feel,Clean cup,Soft&Maric acidity,Elegant.
【価格】1700円(100g)〜
アグリビットミルは、14のコーヒー生産家族が共同で運営しています。
このグループは、La Violeta de Desamparadosファーマーズ協会(土地の名 Violeta de Desamparados)の頭文字からAGRI-VI-Dを設立し、高品質で持続可能なコーヒーの生産を行っています。
この取り組みの1つとしてアグリビットは、自然環境の保護と農業の両立を目指しアグロフォレストリーに取り組み、またその道の第一人者でもあります。
近年は地球温暖化によって、高地でのコーヒー生産においても病気の被害が拡大する可能性が高まり、農家としても大きな不安材料となっています。
そうした状況下で、作物の健康を支える為には肥料や栽培に多くのコストを投じなればならず、農家の資金繰りを圧迫する一因ともなっています。
アグリビットでは、こうした環境変化に対して、プランテーションの維持と化学物質の使用削減に重点を置くことで土壌養分の枯渇を防ぎ、将来にわたってサスティナブルなコーヒー生産を目指し、アグロフォレストリーに熱心に取り組んでいます。
また、アグリビットが扱っているそれぞれの農園では、多くのエキゾチックな品種が生産されています。
それぞれの品種は、2007年にコスタリカの種子バンクであるカティエから提供された遺伝子的特性が明確な品種となっています。
当時より提供を受けた種子はその土着性を検証するべく一度栽培し、生産処理を施し、おおよそ3年かけて検証・選択を繰り返し、スペシャルティマイクロロットとしての適性を確認されます。
そうして、近年SL28やビジャサルチ、F1などがこの土地に適している事がわかり、メインに生産をしていたカトゥーラから、よりエキゾチックな風味を享受できる品種へ徐々に植え替えを行ってきました。
今回のオレンジティピカもそうした試験栽培品種の1つで、彼らが今後期待している品種の1つです。
2022年時点ではまだ若木でありながらも、明るくジューシーな風味からポテンシャルの高さが伺えます。
生産量もまだ少なく、今後の期の生長と共に大きな期待を持つ品種と語ります。