白桃やライチ、冷めるにつれてスミレのような風味、白茶のような繊細で柔らかな味わい
【農園名】カヨカミーノ農園
【農園主】 エレアナ・ジョーガリス
【エリア】シェカ
【プロセス】ナチュラル
【規格】GRADE-1
【品種】エチオピア原種
【標高】1,900m‐2,050m
【焙煎具合】浅煎り
【 TASTING NOTE 】White peach, Lychee, Violet, Silky mouth feel, Soft acidity, Clean cup, Sweet finish, Elegant.
【価格】2200円〜
エチオピアのモプラコ社は、古くから品質の良いコーヒーの輸出業者として日本の多くのコーヒー焙煎家たちから愛されてきました。
故ヤンニ社長の娘で現社長のエレアナさんは、近年は南部に3箇所の直営コーヒーウォッシングステーションを運営するなど、スペシャルティコーヒーの生産・輸出に積極的に取り組んでいます。
そして、2017年、エチオピア西部、シェカ地に、コーヒー農園のプロジェクトがスタートしました。
この農園は、スペシャリティコーヒーで有名なエチオピア南部のイルガチェフェやシダモとはだいぶ離れた「シェカ」というエリアにあり、いわゆるフォレストコーヒーの産地として知られているエリアです。
一般的にフォレストコーヒーの評価は芳しくありませんが「落ちた実や未熟の実を混ぜてしまう問題でフォレストコーヒー本来のポテンシャルを発揮できていない」とのこと。
しかし、元々はコーヒーの木が自生する環境でもあり、エチオピア西部はコーヒー発祥の地とも言われています。
「この農園で、きちんとした収穫・収穫後の処理を行って、本物のフォレストコーヒーを作りたい」というのがエレアナさんの目標です。
まだ誕生して間もない農園でコーヒーの木も若く、設備も十分ではありませんし、町からも遠く、土の道は雨期には車が通れなくなるなどの困難がありますが、これまでに培ったスペシャリティコーヒーの知識と経験を活かし、エレアナさんは「本物のフォレストコーヒー」作りに設備投資や人材育成を進めています。