ライムのような爽やかな柑橘系の酸味、きび糖のような甘さ
【生産エリア】ラパス県 チャギーテ
【生産者】エウセビオ サントス マルドナド
【プロセス】ウォッシュド:伝統的な水洗式プロセス
【品種】IHCAFE90(イカフェノベンタ、カトゥーラとカティモールの交配種)
【標高】1,775m
【焙煎具合】中煎り/MEDIUM ROAST
【 TASTING NOTE/コーヒーの味の印象 】Lime, Citric acidity, Sugarcane, Clean cup, Long after taste.
【価格】2000円〜
ラ・フォルトゥーナ農園の位置するチャギーテ地区は、ラパス県北端、サンチアゴプリングラを北上した秘境地で、コマヤグア県との県境にそびえる 2200m を超えるモンテシージョ山脈の尾根にある集落です。
元々は豆やトウモロコシの生産、そして牧草地などでしたが、近年になってコーヒーの生産が本格的に行われています。
6-7 年前は何もありませんでしたが、スペシャルティコーヒーを生産するプロジェクトがあり、この地でコーヒー生産が始まりました。
夜間は 12℃まで冷え込み、標高の高い 1800-2000m 付近でコーヒーが生産されています。
気候はやや乾燥しており、過酷な環境、そして新しい土地(土が固く農業向きになりきっていない)という事もあり、環境に耐えられるように耐性の強い IH90 などをまずは植えています。
エウセビオさんは、当時 300 本のコーヒーノキを植え農園を始めました。当初はローカルバイヤーに販売するコーヒーだけでは生計が立ち行かず、他の仕事をしながらの2足のわらじで家計を支えていました。
時間を掛けて少しずつ農地を広げ、現在では 4 ヘクタールの農地で 40 袋のスペシャルティコーヒーを生産しています。
30 年来コーヒーを飲むのも、生産するのも大好きで、自分のコーヒーがマイクロロットで販売出来た際の喜びは大きく、家族の生活基盤となるソーラーパネルも購入する事ができました。
コーヒー生産の上でも、パルピングマシンの購入や室内乾燥場の設備、十分な肥料など積極的に品質向上へ投資し、素晴らしいサイクルが生まれています。
更なる品質向上を目指し、最適な成熟ポイントで収穫したこの土地の素晴らしいコーヒーを提供したいと語ります。