品種由来の綺麗でバランスの取れた味わい。緑茶やミルクチョコの印象も感じられる。
【生産者】ヌエバヘルサレン村のコーヒー農家さんたち
【エリア】カウカ県、ハンバロ、ヌエバヘルサレン村
【プロセス】ウォッシュド
【品種】ティピカ
【標高】1,800-2,150m
【焙煎具合】中煎り/MEDIUM ROAST
【 TASTING NOTE 】Kumquat, Orange, Orange peel, Floral, Apricot, Maric acidity, Syrup mouth feel, Clean cup.
【価格】2000円〜
コロンビアの南部カウカ県は、「ポパヤン」の名前で知られるコーヒー産地です。
コロンビアのアンデス中央山脈と西武山脈に挟まれたエリアで、中心都市の古都ポパヤンは標高が1,760mあり、その周辺がコーヒー生産地です。
カウカ県は緩やかな高原地帯で土壌は豊かな火山灰性です。
また夜間の冷え込みが、コーヒーチェリーの熟成を遅らせて、酸味と甘味に優れたコーヒーチェリーが収穫されます。
このコーヒーは、カウカ県 ハンバロ市 ヌエバヘルサレン村のコーヒー農家さんたちによってつくられたコーヒーを集めたエリアしばりのロットです。
コーヒー農家のほとんどが2〜3ヘクタールの農地を所有する小規模農家です。
この地域では、5月から7月にかけて収穫期を迎えます。
収穫期には15日間隔ほどの周期で、真っ赤に完熟したコーヒーチェリーのみを収穫していきます。
収穫後には、プロセスに使えるものとそうでないものの選別を行い、さらに発酵槽で36時間ほど発酵、その後果肉除去を行い、さらに発酵槽で36時間ほど発酵させます。
発酵後2回洗浄し、12〜15日間ほどかけて乾燥させていきます。この間、1日に3回攪拌させながら乾燥させ、コーヒーがつくられます。
BANEXPORT社は、コロンビアのスペシャルティコーヒーの生産者育成と輸出に取り組んでいます。
?新品種カスティージョ品種に適した収穫タイミング(今までの品種より2週間遅いタイミング)、
?適切な自然発酵時間(農園の気温・環境によって変わる)
?適切な乾燥方法(ビニールハウス付きのアフリカンベッド)
などを小規模生産者に指導しています。
また品質に応じて高値でコーヒーを買い付け、海外のスペシャルティコーヒーバイヤーへの橋渡し役を担っています。
現在BANEXPORT社が取り組んでいるのがエキゾチック品種の試験栽培です。
すでに自然発酵や乾燥の技術を習得した生産者に、ゲイシャやピンクブルボンなどの希少品種の苗を配り、こうした品種の栽培技術の研究も行っています。