2018年初訪問コスタリカで偶然出会った逸品。
2年目の取り扱いとなる2018年/19年収穫のニュークロップ
葡萄や梨のような風味、瑞々しく透明感のある液質。
【農園名】ファン・パブロ農園
【生産者】マルビン・ロブレス
【エリア】タラス、フライレス(名生産エリア、タラスエリアの玄関口)
【プロセス】ホワイトハニー
【品種】Bourbon、Caturra
【乾燥】アフリカンベッド
【標高】1,500m
【焙煎具合】浅煎り/LIGHT ROAST
【 TASTING NOTE 】Grape, Pear, Soft acidity, Clean cup, Delicate.
【価格】2000円〜
2018年1月のコスタリカ産地視察の道中、現地エクスポーター「ExclusiveCoffee」のフランシスコ・メナ氏がパーチメントコーヒーのサンプルを受け取るために立ち寄ったのがマルビン氏の自宅兼精選所でした。
とても小規模でコーヒーを作っており、コスタリカでは「マイクロミル」という小規模の精選所は数多く存在しますが、それよりもさらに小さい規模の精選所のことを「ナノミル」と呼んでいるんだとそこではじめて知りました。
コスタリカのスペシャルティコーヒーの生産地として有名なタラス地区の入り口の町、フライレス。
山一面にコーヒー畑が広がる絶景の場所の住人がマルビン・ロブレス氏です。
マルビン氏の農園は、1ヘクタール程度の小さなもの。
年間のコーヒー生産量は生豆で1.5トン程度。
通常、この規模で、生産から加工まで全てをやることはあまりありませんが、彼は、自宅の裏庭に小さなパルパーを置き、アフリカンベッドを庭一面に広げて、一人でコーヒーを作っています。
コスタリカではマイクロミル革命と言って、家族や親族で自分たちのチェリーを加工し、スペシャルティコーヒーマーケットに販売する動きが盛んですが、マルビン氏のやってることは、それよりもっと小さく、まるで趣味のDIYのような感じも受けます。
ところが、その味は秀逸。とても上品で透明感があり、香りも豊かです。
これだけいい商品をつくっているのに、手を広げようともせず、自分の手の届く範囲内の小さな農園で、愛するビールをたのしみに毎日陽気に暮らすマルビン氏です。
マルビン氏の農園を訪れた翌日に「ExclusiveCoffee」のカッピングルームにて10数種のコーヒーのカッピングを行いました。
そこにはマルビン氏のコーヒーも並べられ、その素晴らしさに魅了されたことが今回BeansStoreでもこのコーヒーを販売するきっかけとなりました。
とてもきれいで雑味が無く甘みを帯びた味わいは、いかに熟度の高いコーヒーチェリーをきちんと収穫しているかが本当によくわかります。
そしてブドウやレーズンのような果物を感じさせとても瑞々しくも、しっかりとした味わい。
飲み飽きず、ずっと飲んでいたいと感じられるコーヒーがマルビン氏のコーヒーです。ぜひお試しください。